2010年4月16日金曜日

Diving flying


アメリカのダイビング・ブログを読んでいたら、このような記事を見つけた。
原文はこちらから

ダイビングの楽しみ方は人によっていろいろだ、写真派、地形派、魚大好き派、等が多数だろう。
私は、疑似宇宙遊泳派とでも言うのか、水中無重力を楽しみたい派である。
だから本当は、潜ったら適当なところでただひたすら漂っていたい。
今までのダイビング仲間内では、かなり少数派なのか、積極的賛同を得たことがない。 ところが、このブログで私と全く同じ体験と楽しみ方をする人がいる事を発見、嬉しくなったので、翻訳して紹介したい。
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数年前、私はダイビングについて直感的に悟った気がした。 何時、どのようにかは、分らないのだが、完全にリラックスした状態になっているのがわかったのだ。 ダイビング中に、こんなに楽で、努力を要しない状態を感じたことなどかつてなかったことだ。
ほとんど動かないで、ただ漂って、筋肉を緩めて流れに身を任せる。
無意識のうちにBCDや呼吸で深度を保持して、完全に水中で安定していた。
その時、私は確実に完璧な無重力の瞬間を実感していた。

ほとんど努力を要しない中性浮力の実感こそ、私のダイビングの醍醐味なのだ。
洞窟の中だろうが、海洋の中、プールの中だろうが、これこそ今まで感じたことのない大きな解放感なのだ。
重力から解き放たれ完璧な快適さに身を任せることは、地上世界から飛び出した様で、鳥肌が立つ思いがする。

私はまだ、すべてのダイビングで完全な中性浮力を得ているわけではない。
どうやら、より集中したり、より努力をするのは、かえってその状態になるのを難しくするようだ。 
流れに逆らったり、いたずら好きなダイバーを追っかけたりすると決してそうならないことも分ってきた。
完全な中性浮力はリラックスすることによって得られるようだ。

次のダイビングの時に試してほしい。
出来る限り中性を保ち、ただ浮いているように。 息を吸い、息を吐く。
すべての筋肉をゆるめて、泳がないで、キックしないで、ひたすら浮いている。
出来るだけゆっくりと呼吸をする。 必要な時だけほんの少しづつBCDで調整し、またゆっくりリラックスする。 そして魚や、プールのタイルや、周りの景色をじっくりながめる。
完全中性浮力に近づくには少しの努力と、練習がいる。でもそれは必要なステップであって、中性浮力に近づく唯一の方法だ。

水中での中性浮力を得るのに十分な練習を積めば、筋肉がそれを覚えていてくれるようになる。
秘訣はリラックスし、心を空っぽにし、戦わないでいること、そうすると自然にそうなる。
ダイビングの他のいろんな要素よりも、私はこの禅のような完全な無重力状態が大好きだ。 その時、私は3次元世界で泡と流れの間を自由に行き来する感覚になり、遂には自分の居場所を見つけたと言う感覚になるのだ。

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