2008年9月19日金曜日

沖縄ダイビング行

9月に1ヶ月遅れの夏休みを取り、家族(女房、息子一家4人、娘)7人で、沖縄へ行きました。
私はもちろん毎日ダイビングを、子供たちや孫は、海水浴を目論んでいたのです。
ところが、出発の日まで、連日猛暑で水不足を訴えていた沖縄諸島に突然台風13号の発生が伝えられました。
それでも、台風はまだ、フィリッピン沖で、沖縄まで相当距離もあり、我々が居る間は大丈夫だろうと高をくくっていました。 ところが、沖縄に到着すると、空はどんより曇っているし、時折激しい豪雨が集中的に降ってくるのです。 お願いしていたダイビングショップの人は、波が高く、ボートダイビングは、今週一杯無理だろうと悲しいことを言います。
到着した翌日の午前中に、ビーチダイビングなら風裏のポイントを選んで潜れるのではないかとのコメント。一も二もなく、「それ行こう」ということになり、本部の手前からビーチダイビングを敢行しました。
瀬底島手前にある崎本部のゴリラチョップ岩と言うポイントです。
遠浅の海を岸からばちゃばちゃ百メートル程泳いで、ようやくダイブする。 最深度で10メーターくらいの浅い海でした。 潜ってみると、この辺りのサンゴ礁はひどい状況。 サンゴ礁の死骸が黒い岩礁のようになっていて、所々に小規模なサンゴが生えているだけ。
荒い目の籠でおおってサンゴの移植も試行されているが、ほんの小規模でとてもサンゴ礁を再生できるレベルではない。 籠でサンゴを覆うのは、ブダイの仲間がサンゴを食べないようにしているそうだ。
必然的に魚影は濃くないし、透明度も(これは台風の影響で海底の砂を波が巻き上げているせいもあるが)良くない。
世界有数のダイビングスポットであるケラマ諸島も、同じような状況で、昔の面影はもうないと言われている。 これだけの規模で死滅したサンゴ礁を人手でリカバリーするのは至難の業だろう。
ダイバーの手で細々とサンゴの再生活動をするだけでは、とてもじゃないが空しい感じがする。
こんな海の状況でしたが、しつこく同じポイントで2本潜りました。 でも、時間が経つにつれ海況はますます悪化、1週間も滞在したのに、ダイビングは結局これだけでした。

ダイビングはダメでしたが、今回初めて沖縄でのB&B(Bed and Breakfast)滞在を経験しましたので、ご紹介します。
場所は、名護市の新興住宅地で、海の見える高台に最近建った2階建てのお宅。 ご夫婦で内地から移住された方の自宅ですが、客用スペースとしては、2階にベッドルーム(エクストラベッドを入れて3人が宿泊)、1階和室に息子の家族4人が宿泊しました。 これが最大の宿泊可能人数ですが、1階、2階共大人二人用の設定になっています。 オーナーは1階に夫婦の部屋をお持ちでした。
B&Bですが、我々は孫達もいるので、朝食はめいめい自分達で準備しました。ちなみに1週間のうち2度の夕食は自炊でした。料理が苦にならない人は、自炊がいいかも知れません。 近所の道の駅で、取れたばかりの新鮮な魚や野菜がとても安く手に入ります。自炊の方が、下手に外食するより美味しいものが食べられます。 
また、オーナーのご主人もダイビングをされるので、近所のダイビングショップと親しく、親身になって相談に乗ってくれました。 新しい建物なので、すべての家具、設備が新しく、孫達や、ダイビング帰りの装備などで汚すのが憚られる感じがして、ちょっと気を使いました。
雰囲気としては、別荘を借り切っているような気分で、ホテルとは異なった感覚がします。

このB&Bにご興味のある方は、こちらからどうぞ